遺跡フリーク?マニア?の僕とユカがかねてから行くと決めていたJordanにやってきた。ジョーダンじゃないよ。ジョーダンと書いてヨルダンと読むのです!ヨルダンって言われて世界地図出されたら、「ココ!」って正確に指させる? 恥ずかしながらこれだけ世界を旅してる僕はイエメンとかオマーンのあたりと若干混同してました。一緒に行った小島夫妻、特にヤッさんは今回の目的地がヨルダンと聞いて、中東の紛争地帯に行くのと勘違いしてそれなりの覚悟を決めてやって来たという。実際はとっても安全な観光地なのですが。
アクセスはタイエアのバンコク経由のドバイ、そしてエミレーツでアンマンへ。
どちらも乗り継ぎがタイトで空港では走る羽目に。バンコクの空港は広くて案内も悪く、京都の自宅からの距離に例えたら四条烏丸(バス停にして4駅ほど!?)ぐらいの距離は悠に歩いた。飛行機での移動日に万歩計で1万歩歩けるのは、実は寝て食べてばかりの不健康な移動に運動が取り入れられる良い機会なのかもしれない。
さて、アンマンだが、夜中の12時に到着したものの全員分の荷物が出てこない。まあ、タイトな移動で途中航空会社が変わってるので想定内のこと。バッゲージクレームにてホテルに届けてもらう手続きをしてホテルに向かう。こういうことにもパニクらず慣れた感じでこなせる自分がスゴイ!
タクシーでアンマン市内の便利が良い4つ星のホテルを取ってたのだが、思ってた以上にしょぼかった。お湯はチョロチョロ、暖房はゆるいし、スリッパがなくって足が冷たい。荷物もないのでシャワー浴びて、来たままの服を再び着て少々凍えながら就寝。早朝6時から予約しておいたタクシーにてペトラへ出発。片道3時間、現地3時間、食事休憩入れて17時までのワンデートリップ。タクシー料金は100ヨルダンディナール、16000円。安ッ。ペトラの入場料はこの手の遺跡ののなかでは一番高いと言われてる50ヨルダンディナール、8000円。合計一人12000円のワンデーツアーのわりに過去一二を争う充実した観光だった。ヨルダンという中東でイスラエルとシリアとサウジアラビアに囲まれた得体の知れないというか、危険な匂いがする国、おっかなビックリなムードが漂ってたのだが、全然大丈夫で、夜も安全だし、人々の目つきや態度も優しくってビビる必要がない。夕食も美味しかった。
ペトラだが、とにかく行って良かった。大好きだった映画「インディジョーンズ最後の聖戦」のラストシーンで見て以来、ここを馬に乗ってハッッと叫んで走り抜ける!イメージが数十年後にかなうことになるとは・・・。
5月に行ったばかりのアメリカのアンティロープキャニオンと重なる部分もあるのだが、鉄砲水が作ったであろう地形、そしてどうやって作ったの?という不思議感と同時に圧倒されるスケール感のでかさ。素晴らしい体験。3時間の探索ということだったが、遺跡は山道をドンドン上がっていくしかも後半ほど急、途中からヘトヘトになり、ロバの業者の声かけに耳を傾けることに。残り3分の1の道のりと帰りは半分ぐらいまでで1人40ヨルダンディナールを吹っかけてきたが、25まで値切って乗ることに。これがまたエキサイティングで、ついこの前にサントリーニで短距離を駆け上がった経験もあり大丈夫かと思ったら、これがまた激しい。ロバもだが、道の険しさが半端ない。いびつな階段と急な坂道、さらに崖にはガードレール?がなく、左右に押し出されると真っ逆さまのとてもロバでトコトコって感じじゃない。登りは全員山頂までなんとかしがみついて到着したが、下りは神先以外の3人は途中で降りた方が安全と判断され、本人たちも納得し、ロバの手綱を引いて歩いて降りることに。わざわざお金払ってロバ使いの手伝いみたいな構図に(爆笑)。
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