ニュージランド南島クイーンズタウン

ニュージランド、しかも南島の小さな街クイーンズタウンなんていう街に3回もくることになるとは思いもよらなかった。確かにホントに美しい風景に圧倒されるのだが、3回来てしまうとは？！
１回目は、当時の副社長ピーターの地元の街で、彼からゲキオシされたので、シドニーの帰りにぶらっと寄ってみた。2005年のこと。レンタカーで南島中をかなり走り回った。マウントクック、ミルフォードサウンド、プカキ湖、テカポ湖、良き羊飼いの教会、クライストチャーチ。

マウントクックではハーミテージホテルに泊まり、このホテルの建つ角度からのみ見える絶景・・・マウントクックに夕陽が当たり、周囲の山は薄暗く影を落としマウントクックの山頂付近だけオレンジ色に輝くわずか数分の絶景！をしっかりこの目に焼き付けることができた。

テカポ湖は、車で走りながらあまりの綺麗さ、水色のバスクリンのような湖面に空と雲が反射するすごい景色に感動。すると、偶然道沿いに遊覧ヘリコプターの看板が現れた。30分８万円？！一瞬考えたが。エィっと勢いで乗り込むことに！　でも乗ってよかったー。大大大感動！　後に両親にテカポ湖観光を含むニュージーランドツアーをプレゼントしたぐらい感動した絶景でした。

次にクライストチャーチについてのハナシ。ホントに行ってよかった。というのも2011年にこの地を襲ったカンタベリー地震によって街のシンボルのカテドラルは崩壊してしまったのでこの時訪れていなければ見れなかったのです。地震の時はニュースで知って日本人も亡くなり心痛んだのですが。そして、クライストチャーチの街の人々は全員？がガーデニングに燃えてて、どこのおウチの前からお庭を拝見してもそれはそれは素晴らしい。庭好きのイギリス人たちがこの地に住みつき、個人庭園にチカラを入れまくり街中の住民がガーデンの美しさ競い合ったということらしい。

2010年と2012年はDiamond Forumの招待旅行で２度ともクイーンズタウンのミルブルックリゾートに宿泊。宿泊はゴルフ場に隣接の２階建の豪華なコテージ。要するに一軒家、窓から見える景色はまるで額縁の絵画のような美しい景色。ミルブルックリゾートは160室のラグジュアリーな客室、27ホールのゴルフコース、トラベルアワードのベストスパ受賞のスパ、大会議室など充実した設備、また、食事は高級フレンチのレストランから鉄板焼きも楽しめる日本料理店、カジュアルダイニングもありとても充実してて、ゴルフ場はBMW ISPS ハンダ・ニュージーランド・オープンの共同開催コースともなっているという。経営はなんと日本人。夜のパーティーの時に現社長の石井剛太氏から直接教えてもらったのだが、なんでも画材屋さんで成功されたおばあさまである先先代がこの土地を超お気に入りになられ、先代のお父様がリゾート＆ゴルフ場としてオープンされ、現在は剛太氏が引き継いでおられるという。
また、ゴルフ場は、1963年にニュージーランド人として初めて全英オープンを制した伝説のプレーヤー、ボブ・チャールズ卿がこのgolf場をデザイン。ボブ・チャールズ卿は、ニュージーランド人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たし、ニュージーランドとイギリスで勲章も受章している伝説的ゴルファー。PGAツアーで5勝、欧州ツアーで8勝を挙げ、史上最も成功した左利きゴルファーの一人です。このsirの称号を持つレジェンドが、ゴルフ場の入り口で普通に立っていて、気さくに写真撮影に応じてくださったりパット練習場で指導していただけたり。ゴルフ好きには最高の体験となりました。

さて、このミルブルックリゾートに２回も訪れた期間にもちろん毎朝ゴルフ三昧だったのではいうまでもないが、周辺のアトラクションはほぼ全て体験でき、退屈しないバケーションだった。逆にいうと一回だけの訪問だったらかなり長い滞在でないと全てを体験できなかったことを思うと、なかなか充実したリゾートであることが伺える。

ではアトラクションのいくつかを紹介すると、まずはヘリコプターでフィヨルドの壮大な地形を空から見学。フィヨルドという地形の成り立ち（氷河がゆっくりと滑り落ちながら何千年もかけて削られできたU字谷に海水が入り込んだ）に想いを馳せ、北半球ではアラスカで体験したこの壮大さを今度は南半球で体験できた。

ミルブルックから目と鼻の先にアロータウンというほんとに近くの商店街並みに小さなタウンがあり、その街のイチオシが映画ロード・オブ・ザ・リング。いろんなお店にポスターやフィギアが置いてある。この映画の多くのシーンがこの辺りで撮影されたという。そういえば、山々の景色を見てるるとホビット族が出てきそうなまさにそんな景色。このアロー川は今も金が出るというので、上流に行って川の砂利から金を採り出す手法を習い小粒の金をGet。そしてさらに上流で高速ジェットボートに乗って、左右の崖とわずか数センチでコーナリングを決め激走するアトラクションにも参加、ジェットコースターより怖い！！

ミルブルック石井社長に連れて行っていただいたChard Farmワイナリー。人生初のワイナリー見学。後にワインにハマることになるずっと前のこの時期に訪れた記念すべき訪問。

また、クイーンズタウンのスカイラインにゴンドラで登ると、フィヨルドが作ったワカティブ湖とクイーズタウンの美しい街並みが溶け込んだ素晴らしい景色を背景に、リュージュで遊んだり、下山の折にはゴンドラじゃなく、パラグライダーで一気に一飛び。と言ってもこれは同行した姉たちに押し切られるカタチでイヤイヤ飛び降りることになったのだが、空中からみる景色ハンパナイ！but恐かったー！！絶対に一生やりたくないと心に決めたのだった。軽めの高所恐怖症なのです。
そんな僕を尻目に野口ユカちゃんは翌日、パラグライダーよりもはるか上空の飛行機から飛び降りるスカイダイビングをやりに行って大喜び！（動画参照）　これだけは一生ムリ！
AZさんは、この辺りはバンジージャンプの発祥の地だから自分はやってきたと興奮気味、それを聞いて、最終日にバンジーを飛ぶことを決意、いよいよ当日朝バンジーの受付電話にかけると、本日はお休みです！？という留守電。ザンネーン！　でもよかったー！　どっちやねん？と思いつつほっと胸をなでおろしたのであった。そしてもし次に再度ニュージーにやってくることがあるとしたら、今度は日本の夏を飛び出して冬のニュージーにやってきて、ヘリコプターでいくスキーに挑戦したいと思う。

こうやって体験記を羅列してみるとよくそれだけ遊ぶわって呆れてしまうほどの盛りだくさんさだが、それほど魅力の詰まった旅先であるので、次の旅行先を探してる読者がおられたら、神先のオススメの一つであると断言します。