地中海クルーズ・バルセロナ・マドリッド編

Europe

ニースからマヨルカ&イビザとクルーズした旅は最終目的地のバルセロナに到着した。ニースの港で集合したクルーズの旅はバルセロナの港で解散だ。ここからは個人旅行。
バルセロナもイビザと同じく12年ぶり。バルセロナに久しぶりに来ると、サグラダファミリアの工事の進み具合をチェックしたくなる。前回来た時は、あと100年以上かかるかもって言われていたのが、最近では2026年には完成すると言われている。おー、次回来る時は完成してるかも。やはりIT技術と3Dプリンターの進化が完成を相当早めた。2005年にバルセロナに来た時の写真をまずチェックする。

この時は、ガウディ巡りということでサグラダ・ファミリア以外にもグエル公園やカサ・ミラの中までしっかり見学、そしてカタルーニャ音楽堂までで時間切れ、残りは次回に持ち越しということだったのが12年もかかっちゃったのだった。

そこで今回はカサ・バトリョまで徒歩で3分のモニュメントホテルにチェックインし、早速出陣。人気のカサ・バトリョはかなりの列ができていたのだが、事前にネットで予約しておいたおかげでスイスイと入館できた。入るとiPhoneみたいなビデオガイドの機械を借りて日本語でしかも3Dで仮想空間で建設当時の状態を映し出してくれる素晴らしいシステムで見て回れた。

カサ・ミラも前回の時の印象が強烈に残っているんだけど、個人的には外観はカサ・ミラ、内部は断然カサ・バトリョ! とにかく美しい。もし時間がない中でどちらかしか行けないというスケジュールでバルセロナを訪れるなら、内部見学はカサ・バトリョで決定、カサミラはスペシャルな技をあみだしたので教えます。実はカサ・ミラの見学者エントランスの行列の左手の端にカフェがあって、ここはほぼ並ばなくても入れちゃうのです。もちろん階上の見学はできないけど、カフェ自体がまさにカサミラの建物の中なのでお茶1杯の値段でゆっくりしっかり内部の感じも体験できるのです!

次に目指したのがピカソ美術館(のちに記述)。さらにグエル邸、そして前回工事中で見逃したカテドラルもしっかりこの目で見れた!

そして今回、来れてよかったーと感じたのは、カンプノウスタシアム。言わずと知れたFCバルセロナのホーム。この日はゲームがなくってカンプノウツアーを申し込んだのです。

まず、バルサミュージアムがあって、ここに過去の栄光の全てと言って良いお宝(チャンピオンリーグやクラブワールドカップの優勝カップの数々)を間近で見れるようになってて、しかも壁一面に映し出されてるサムネイムに触れてみると歴史的なゴールシーンの動画をすぐに大画面に呼び起こせるシステム。これはスゴイ! そしてだれもいない観客席に座ってスタジアムの熱狂を想い浮かべる、僕の想像ではきっとここは甲子園状態なんだろうな というイメージなのですが・・・・どうなんでしょう。本当はこのツアーはバルサの試合がない日はこの後ピッチに出られるんだけれど、この日はたまたま女子サッカーの試合が直後にあるということで、残念ながらピッチを踏むことは叶わなかった。

あと前回も今回も2度とも行ったのは、サグラダファミリアと実はもう一箇所、それがバルセロネータ。バルセロナの街中からこんなに近くにビーチがあって、地中海を楽しめる!

そしてものすごい数のレストランが並んでいて、どこに入ろうか目移りしてしまう。悩んだ末にビーチ沿いで外から覗いたらパエリヤがやたら美味しそうなお店に決め、シーフードフライと共にオーダー。景色もフードも最高!!

夕食は、宿泊していたモニュメントホテルのレストランが、サンセバスチャンの3つ星レストランのスターシェフのMartín Berasategui氏の出した姉妹店で、ついにここも3つ星を獲得した(この時は2つ星だった)という「ラ サルーテ」。予約困難だったが、宿泊客ということでコンシェルジュに頼んでみたらなんと叶っちゃいました!

感想は、さすが!! 3つ星シェフ!料理の見た目、味、ワインのマリアージュからデザートのクオリティまで完璧! 素晴らしいディナーでした!

それと、バルセロナに訪れたらオススメがバル巡り。今回イチバン惹かれたのはCerveceria CATALANA。夜はものすごい行列だったので、翌朝の朝食に再び訪れたのだか、朝食がこんなに美味いのなら、タパスやピンチョスはどれだけ美味いのか想像がつく。昨晩 並んででも食べるべきだったか?! ま、またバルセロナ来るだろうからその時は必ず行くことに決めよう。

朝からマドリッドヘ向けAVEという新幹線のような電車に乗り約500kmの距離、ちょうど東京大阪間の移動の感じでマドリッドに昼前に到着。到着した瞬間、マドリッド・アトーチャ駅そのものに目を見張った。

このどでかい観葉植物の迫力! 駅が植物園になっている!国の首都の駅ってそれぞれにインプレッションがあるけど、このマドリッドの駅の印象は忘れられないものになった。
そしてこの移動の目的はマドリッドのプラド美術館にあるベラスケスのラスメニーナス。
これで世界三大絵画(モナリザ、夜警、ラスメニーナス)のナマ鑑賞を果たせた!そしてゴヤの着衣&裸のマハ、エルグレコのある騎士の肖像もそしてソフィア美術館でピカソのゲルニカまで観れた。

マドリッドは19年ぶり、前回泊まったパレスホテルの前を通りかかったけど、ほぼ記憶なし(笑)唯一の記憶は、この時 薫さんのスイートが直前までマイケルジャクソンが泊まってた部屋で
そこで我々が部屋飲みさせていただいたことがインパクトあった出来事。
今回、ビックリしたのが、昨日バルセロナで偶然観に行ったピカソ美術館で、ピカソ版ラスメニーナスが58点もあった。

ピカソは晩年同じスペインの巨匠ベラスケスへのリスペクトから 狂ったように自分流のラスメニーナスを描き続けたらしい。ホンモノのラスメニーナスを観に行く前日に遠く離れた街で別のラスメニーナスに出会うなんて! 大興奮!まるで昔から美術愛好家だったかのようなナンチャッテ美術ファンのスペインの旅。世界の美術館巡りも楽しくなってきました!
2017/6
スライド動画をご覧ください。
バルセロナ マドリッド

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